今年の冬至の日はいつかご存じですか?また、お子さんに「どうして冬至の日にはゆず湯に入るの?」ときかれて困ってしまうお母さんもいるのではないでしょうか?
2019年の冬至は12月22日になります。
ゆっくりと香りのよいゆず湯に入って疲れを癒したいですね。
今回は冬至にゆず湯に入る理由、また冬至に使用するゆずを使ったレシピをご紹介したいと思います。
子供のなぜに答えられる!冬至にゆず湯に入る由来は!?
ゆずは「融通がきく」、冬至は「湯治」という語呂合わせから、冬至にはゆず湯に入ると思われていました。
しかし、もともとは運を呼び込む厄払いのためだといわれています。昔は毎日お風呂には入らなかったので、大切な儀式の前などには身を清めるためにお風呂には必ず入りました。
ゆずは冬が旬で香りが強く、邪気がおこらないと考えられていたんですね。ちなみに端午の節句のしょうぶ湯も同じ原理です。
ゆずは長い年月をかけて実るので、苦労が実りますように、という願いもこめられているそうです。
こうやって今も冬至にはゆず湯に入って香りに包まれながらリラックスする習慣が受け継がれているんですね。
ゆず湯は香りだけではなく、血行を促進して冷えをやわらげたり風邪を予防したりします。また皮に含まれているクエン酸、ビタミンCにより美肌効果もあるのです。
もったいない!冬至に使うゆずを活用したおいしいレシピ紹介
ゆず湯といえば、ゆずを丸のままいくつか浴槽に浮かべるという光景を想像しますが、それだと使用した後そのまま捨てることになってしまいます。
もったいないですよね。
我が家ではゆずを浴槽に入れる前は、あらかじめ1つは皮をところどころ剥きます。身ギリギリまで剥くのではなく、あくまでも外側だけの部分です。
それを細かく千切りにすると、ゆず1つでもかなりの量になります。香りもすごく良いですよ。それをジップロックなどに入れて冷凍庫に入れておきます。
ゆずは香りが豊かなので、料理の盛り付けに少しだけ載せたり、お正月にはお雑煮に入れるだけでも格別に料理が美味しくなりますよ。
一方皮をところどころ剥かれたゆずは、ゆず湯にすると何もされていないゆずよりも香りがより一層強くたちます。
ゆず湯に入れるゆずはスライスすると半分は料理に使えますし、果汁もお湯に入って成分が出やすいのですが、種や身が湯船に入ってしまうとお風呂の故障の原因になってしまいます。
スライスする場合には必ず細かい目のネットに入れてから湯船に入れることをおすすめします。
まとめ
運を呼び込むために昔から受け継がれているゆず湯の習慣。それは冷え性やストレス、ビタミン不足などの現代人の健康にもよいものとなっています。
ぜひ今度の冬至にはゆず湯をして、よい香りに包まれ心身共にリラックスしてみてくださいね。