表計算ソフトとして有名なExcel。四則演算だけじゃなく、セル参照やExcel関数を使えば、効率的に色んな操作ができるようになります。
ここでは便利な関数を2つ紹介するので、覚えてどんどん使ってみましょう。
Excel関数 if で何ができる?
if関数は、指定する条件によって値を変えることができる便利なExcel関数です。
条件を満たすか満たさないかで値を変えることができるので、毎回あなた自身が判断して書き込まなくても、一度書いてそれをコピーすればExcelが判断して値を自動で変えてくれます。
if関数は、“=IF(条件, 条件を満たすときの処理, 条件を満たさないときの処理)”とセルに書き込むことで使うことができます。
例えば、大学の評価で60点が合否の境界になっているときは、”=IF(ある人の得点>60, 合格, 不合格)”のように書けば、それをコピーすれば全員の合否が一瞬で書き込まれます。
条件1つだけじゃないからif関数が使えないのかもしれないと心配する方もいるでしょうが、安心してください。
if関数は複数使ったり、AND関数やOR関数を使ったりすることで条件をいくつも指定することができます。
例えば、2つの条件を満たすかどうかで分けたいときは、”=IF(AND(条件A, 条件B), 条件ABどちらも満たすときの処理, どちらか一方でも満たさないときの処理)”のように書きます。
他にも、条件を満たさないときにさらに分かれる場合は、“=IF(条件1, 条件1を満たすときの処理, IF(条件2, 条件2を満たすときの処理, 条件2を満たさないときの処理)”というように書きます。
複雑な条件でも簡単に書くことができるif関数を、ぜひ有効的に使ってみてください。
Excel関数 vlookup はどんな時にオススメ?
if関数は知っていても、vlookup関数は見たことがないという人もいるかもしれませんね。
これは、ブイ・ルックアップと読む関数です。
vはvertical、つまり縦を意味する英単語の頭文字で、表を縦方向に検索して、特定のデータに対応する値を取り出す関数です。これを使えれば、表をあなた自身が見て対応を見つけて入力するという手間が完全に省けます。
vlookup関数は、”=VLOOKUP(検索したい値, 検索をかける範囲, 取り出す値の列番号, 検索の型)”とセルに書き込むことで使うことができます。
検索の型はTRUEかFALSEですが、普通は完全一致を探すときに使う関数ですから、FALSEを入れると覚えておくといいですよ。
これは会員リストのような表があったとき、会員番号から名前や年齢を取り出すような場面で便利な関数になっています。
これはビジネスシーンでよく使えそうですよね。しっかり覚えて使えるようにすると作業が何倍も速くなりますよ。
Excelで仕事をテキパキこなしてデキる社会人になろう!
紹介した2つの関数だけでもかなりの作業が省けるのがわかってもらえると思います。
関数はこれだけじゃないのでもっと色んな関数を覚えてれば、頼まれた仕事をスピーディーに、正確にこなせるかっこいい社会人になること間違いなし。
これを機会に他にも調べてみてくださいね。